小野次郎 公式ブログ『ジローのおしゃべりサロン』

霞が関、総理官邸&永田町のすべてに精通する小野次郎のつぶやきとため息

プロフィール:カクテル

「おのじろう」プロフィール集

カクテル(オー・ノー・リバー):

小野自身が発案したカクテルが一つある。

鹿児島に着任して焼酎文化に親しむうちに、奄美原産の黒糖「焼酎」は、サトウキビから作られるお酒で、「焼酎」と呼ばれていても、実体は「ラム酒」である事に気がついた。

ラム酒をベースにしたカクテルは数が多い。ラム酒をコーラで割ってライム片を乗せたクバ・リブレ(キューバンリバー、「自由キューバ」の意)などは世界的に知られている。

地元産品をはやらせようと、ラム酒の代わりに黒糖酒の原酒(30度以上)をコーラで割った飲み物を友人のバーテンダーに試作させた。

まだ名前が無かったので「奄美・リブレ」と仮命名したが、実際にホテルでメニューに載せるときにそのバーテンは、発案者の名前をもじって、「オー・ノー・リバー」と名づけた。

当時は、奄美の新聞で紹介された他、バーテンダーの職場である鹿児島や都内のホテルのバーで注文する事が出来た。しかし、このバーテンダーが数年前に香港のホテルに移って以来、残念ながら国内でこのカクテルを出すお店はなくなってしまった。

プロフィール:お酒

「おのじろう」プロフィール集

お酒(おさけ):

 警察に勤務した経歴を見れば、決まって「酒は飲めるでしょう}と言われるが、アルコールは弱い。最近では、会合で、最初にビールをグラスで一、二杯頂いて、後はウーロン茶ということが多い。

 確かに、警察では、「酒が飲めない男は仕事が出来ない」という言葉があって、酒が飲めない人間は勤め始めから苦労する。国内だけかと思ったら、外国にも同様の表現がある。

 初代の銃器対策課長を務めた頃、トカレフ密輸事件の捜査にロシアのハバロフスクや中国の福建省などを飛び歩いた。夜は、先方の警察のトップと、ウオッカやマオタイの乾杯の交歓が続く。

 「俺の酒が飲めないようでは協力できない」先方からこの言葉が出るまでは帰れない。友人のように気に入られた証拠だから、フラフラになりながらも必ず杯を飲み干してから引き上げる。

 だいぶ前の経験だから、食べた料理の味は思い出さないのに、こみ上げる強い酒の臭いだけは、今でも時おり脳裏をかすめる。

プロフィール:温泉

「おのじろう」プロフィール集

温泉(おんせん):

親ゆずりか、子供の頃から大の温泉好き。

30年前、警察庁の初任地希望調査に、「温泉の多い県」と書いて人事課から不謹慎だと注意された程。

北海道と鹿児島では、公務視察と家族旅行を取り混ぜて、様々な湯を堪能。車の中に手ぬぐい一本は常に欠かせない。

地元山梨県内も温泉が豊富なので、街頭活動の合間に、時おり一風呂浴びることも。

在フランス日本大使館に勤務した際には、フランスとスペインの間にあるピレネー山中にまで出向いて、「ルルドの奇跡」で有名な温泉も経験した。

プロフィール:大声

「おのじろう」プロフィール集

 大声(おおごえ):
 2006年(平成18年)から1年間、党国会対策副委員長を務める。法案審議の駆け引きだけでなく、本会議場で野党議員の発言をヤジることも副委員長の役目。初めは何も分からず声を張り上げていた。

 両国国技館の桟敷席で力士の四股名を叫んでいたとき、「声が向こうの壁まで響いて跳ね返っているよ」と周りから褒め(?)られて、声の大きさを初めて自覚。その後、信州の美ケ原では、「オオイ、オオイ」と叫んで、遠くの丘で休んでいた牛の群れを呼び寄せてしまった経験も。

 「議場の応援団」役を務めるにつれて大声は評判になる。本会議場で声を出さないでいると、与党議員席から「なぜ黙っているんだ、オノジロー。寝ているのか!」と、催促のヤジが飛ぶほど。


国家備蓄を活用して冬の灯油確保を

 暑い日が続く中、洞爺湖サミット、内閣改造人事から北京オリンピックへと、ニュースは新しいものにどんどん変わっていく。高校野球・夏の甲子園も開催中だが、今年はオリンピックの方に話題を持っていかれている。しかし暑さの中で、冬の暖房に必要な灯油の値段が高騰していることは、あまり騒がれていない。「オール電化」ではないまでも、暖房の主役は電気とガスになりつつあるが、灯油には割安感があり、また少量買いも可能なので、庶民にとっては依然無くてはならない存在だ。その灯油が、例年に比べて2倍以上に価格が上がっている。需要期には、更に値がつり上がる可能性がある。重油価格が高騰していることにともなう現象だが、ガソリンや事業用燃料などの場合と違って、政治や行政に緊急対策を求める「旗振り役」が見当たらない。需要が冬季、又は寒冷地に集中するせいもあるだろう。しかし、何より、政治力を持った「関連業界」というものが、灯油の場合には存在しないためではないか?僕としては、生活者重視の政治をめざして、消費者庁の設置を進める政府に、寒い冬を迎える前に「市民」、「庶民」の生活に直結する灯油価格の高騰に対する緊急対策を講じるよう求めていきたい。

 これまでの暖房用灯油に関する支援策は、2種類あった:一つは、生活保護費で冬季間暖房代見合いの加算をする(厚生労働省)。もう一つは、それ以外の生活弱者に対して、地方公共団体が灯油代に対する補助を実施する場合、国が必要経費の半額を負担する(総務省・特別交付金)。しかし、いずれも間接的で、灯油の現物提供を確保する手段とはなっていない。諸物価が高騰している最中では、加算された生活保護費を食費など他で使ってしまうことが多いだろう。それ以外の補助策も、対象世帯に条件がある上、事前の申請を面倒くさがるか、事後の償還を待ちきれなくて灯油代の出費を惜しむ人も多かろう。近年、一人暮らしの高齢者などに餓死する人が出て胸が痛むが、今年の冬に、灯油を買えなくて凍死する人を出してはならない。

 一方、これまでも、今回の石油価格高騰に対する緊急対策として、国家備蓄、更には民間備蓄の石油を国内に供給して、価格安定化に活用すべきとの議論がされてきた。しかし、基本的に今回の問題は、石油が不足している為ではなくて、市場で国際石油価格が高騰していることに原因がある。備蓄の量も限られているから、最終用途に近い石油流通の「下流」で備蓄分を国内市場に供給しても国際石油価格と長期間対抗することは所詮難しいと思う。備蓄分を活用するとすれば、現実に不足する分野に、市場価格と関係なく石油製品の現物を供給する場合である。生活弱者、生活困窮者に冬の灯油を提供する施策には、国家備蓄、民間備蓄を活用することが十分可能だと考える。地域により、基準的な世帯で一冬に必要な灯油の量は計算できるだろう。凍死をまぬがれる最低量は、「灯油券」として希望する世帯に配布すれば良い。生活困窮者の家庭用暖房に使用する灯油を賄うくらいなら、備蓄分で十分可能な筈である。備蓄されているのは重油の状態だから、灯油に精製する過程が必要だが、備蓄分を引き当てにして生活弱者に直接灯油を提供できる。僕のアイデアは以上だが、当然法改正も必要だし、それ以前に詰めなければならない問題も多い。いずれにしても、寒くなる前に、有効な暖房用灯油緊急対策が取られる様、同僚議員とも協力しながら政府に働きかけたい。

残業手当完全支給の実現を!

 官僚天国と税金無駄遣いの撲滅が、今や国全体にとって大きな課題となっている。そして、いずれについても公務員の仕事の進め方について、大胆な意識改革が求められている。僕は、公務員に対する残業手当(超過勤務手当)全額支給の実現こそ、この意識改革をもたらすものであると考える。

「朝寝坊、ほほえみ返しで部屋に入り」

 これは、某省で高官を務めた友人が、若いころ詠んだ川柳。友人は、風呂敷を抱えて真冬でもコート無しで出勤していた。我々が公務員になりたての時代には、省庁間の合議や国会議員への説明などに赴く際、六法などを風呂敷袋に包んで歩くことが多かった。中央官庁では今に至るまでタイムカードは使われていないから、スーツ姿で風呂敷を持って出勤すれば、何時に帰宅して何時に出勤したか外からは分からないというわけだ。しかし、僕などは、その上を行く‘知能犯’だった。一人で残業して夜遅く帰宅するときには、机の上をわざと作業中の状態のまま帰宅する。こうしておけば昨夜何時まで仕事したのか、今朝は何時から出てきているのか出勤してきた同僚にも分からない。

 最近、「居酒屋タクシー」など中央省庁職員の様々な‘生態’が、国民から厳しく批判を受けている。僕の見るところ、十分に報われない待遇に対する「開き直り」が、次第に、自分らが作った制度、施設、毎年の予算までを、「目立たないように、むさぼり使い切る」までに、自虐的に増殖・発展したものだ。

 公務員には、一方で、「俺たちは一時間なんぼで働く時間売りの労働者ではない。」というプライドの高さがある。朝、定時より遅く出るのは中央省庁職員、特にいわゆるキャリアに許された特権であると思っている。しかし現実は、プライドを満足させるようなものではない。国会質問、予算要求、法律改正と重要案件を抱えても、仕事が縦割りだから、特定のラインに仕事が集中する。いくら長時間働いても貰える超過勤務手当は、所属と職階にしたがって、ほぼ横並びである。経験を積むにつけて、自ずと、そんな職場で生き抜くペースとノウハウを身に付ける。忙しい時期に部外の会合にお呼びが掛かっても中央省庁の職員は欠席しない。夕食代わりに、会合に出席する知恵を持っている。赤い顔をして席に戻り、それから又深夜まで仕事を続ける姿はごく普通。そして、空振りに終わる国会待機など、大した仕事をしない日でも深夜帯まで居残れば、堂々とタクシー券を使って帰宅できる。翌朝は再びラッシュアワーを避けたプライベート時差通勤へと、繰り返しの毎日が続く。断片を見れば「官僚天国」のようだが、実は、際限の無い「官僚地獄」でもある。この間、環境に馴染めない職員の中に、健康を害したり公務員生活に見切りをつけたりして、職を辞していく人が後を絶たない。

 この残業手当の完全支給の実現は、永年にわたる役所の仕事の進め方自体について、抜本的な見直しを必要とする。無定量のタダ働きの元凶は、年中行事化しているいくつかの業務である:一に、国会質問の答弁案作成、二に、予算決算関連の書類作成、三に、法改正の省庁間合議。これらを理由にして、各省庁は実施が非現実的であると主張するだろう。しかし、これは「鶏と卵」の屁理屈に過ぎない。そもそも、労働基本法の精神、ひいては日本国憲法の理念に悖る無定量の労働を強いる勤務環境の中から、国民にとって分かりやすいスマートな行政の実現など、とても期待できない。要は、「見切り」の問題である。むしろ、残業手当の完全実施を実現する過程で、官僚天国と税金の無駄遣いを撲滅する様々な積極的な効果が期待される。

 第一には、行政にまつわる「虚構」の排除。まず、いかなる職場でも登退庁をタイムカードで管理するべきである。すでにセキュリティ面からIDカードを使用している官庁が多いので、実施はそんなに難しくない筈。行政の在り方をめぐって今問い直されている問題の本質は、行政におけるさまざまなフィクション(虚構)の存在である。その最たるものが、採用されたその日から身に付ける実勤務時間に関する「虚構」である。意識改革はまず、ここから始めるべきである。

 第二に、「書面主義」の排除。「読める」とか、「一応理屈が通っている」、更には、「説明書類が揃っている」などといった、実社会での必要性や経済合理性とかけ離れた小役人的な判断基準を止める契機となる。誰にでも分かる切実な必要性を上げるなら、口頭説明かメモ出しで十分な筈。現実は、思いつく限りの屁理屈を臆面も無く並べ立てるために、行政は書類作成に膨大な労力を割いている。また、行政の対象となる国民にもそうした膨大な手間を要求する。結果として、国民から見れば「使いにくい」、「役に立たない」という評価を受ける施策が、如何に多いことか?「精密さ」を志す行政が、逆に、「税金の無駄遣いと非効率」の行政を生んでいるというパラドックスが見える。実働時間を常に把握することで、公務員に時間を節約した仕事の進め方を習得させなければならない。

 そして最後に、残業の総量抑制につながること。各省庁は、現状で残業手当を完全支給しようとすれば、超過勤務手当て予算の膨大な積み増しが必要になると抵抗するだろう。実施当初は確かにそういう現象が生まれるだろう。しかし、その間は他の事業費から予算を回してでも実施する価値がある。役所が組織として、国会議員に対して質問を48時間前までに通告するルールを守るよう総残業時間を示して求めることが可能になる。また、財務省の予算当局に対して、膨大な要求資料に代えて口頭説明やメモ出しで済ませるよう求めることができる。各個の職員による無制限なタダ働きの勤務環境を改善することが、改革の出発点であると信じる。