小野次郎 公式ブログ『ジローのおしゃべりサロン』

霞が関、総理官邸&永田町のすべてに精通する小野次郎のつぶやきとため息

汚染米事件

汚染米事件はなぜ防げなかったか?

業者はもちろん農水省のお役人からも、「食の安全」は依然として軽んじられている。
食卓に食品が並ぶ以前、役所から業者の手を経る段階で、安全に関するルールやモラルすら守られていない。
最近耳にする「食育」という言葉も、結局は、米の消費拡大によって業界の利益を図ると共に役所の予算獲得の新しい目玉として使われるだけのこと。
今回のような実態を見逃してきた「お上」に、子供たちに何か教えを垂れる資格があるというのか!

「賞味期限」を偽って食品を売っていたこれまでの事件よりも、今回の事件はずっと性質が悪い。
食用に出来ないお米を、それと知って食品用の価格で売り飛ばす行為は、明らかに「詐欺」である。
官、民双方について、民事・刑事・行政の責任追及を徹底すべきである。
この事件を、「官」の無謬性と匿名性の暗闇に葬らせてはならない。

事件が起きると、関連業界と族議員は、「風評被害の防止」の大合唱を始め、役所はこれに誠実に応える。今回も同じパターンになってしまいそうだ。
「風評被害の防止」とは、要するに、同業他社の被る損害を税金で救済するということ。
責任追及は曖昧にされ、一般消費者の安全確保は後回しにされる。
消費者、生活者の利益を二の次にして、生産・流通に関わる一部業界の利益を第一に考える大臣や役人を、国民は税金で雇っておく必要があるのだろうか?

所管業界や出入り業者に対しては、役所の立ち入りが何と手ぬるい事か?
時代劇に出てくる、「越後屋」と「お代官様」の「持ちつ、持たれつ」という関係なのか?
毎月のように立ち入り検査をしていながら、不正が見破れない「専門職員」など、無用である。

「食品安全は厚生労働省の所管で、農水省による検査権限には制約がある」
「汚染米の保管コストが掛かるので早く払い下げる必要があった」
「全国津々浦々まで目を光らせる職員が不足している」などと農水省は説明する。
これでは、“権限くれ”、“予算くれ”、“人をくれ”で「焼け太り」をめざしているとしか国民の目に映らない。

役所の体質にも問題がある。しかし、これに輪をかけて問題なのは無神経な発言を続ける大臣の存在である。
既に辞任を表明したとはいえ、行政の最高責任は依然として現職の総理にある。
大臣を即座に、「黙らせる」か、「辞めさせる」かするべきであろう。
内閣支持率が回復する最後の機会まで、「さじを投げて」見ているつもりだろうか?

今こそ、官僚や業界の手から政治を国民の手に取り戻す信念を持った政治家の登場を、国民は待望しているのではなかろうか?

コメント

素晴らしい

初のコメントです。
気分がスカッとするご意見に、久しぶりに感動しました。
次期総選挙でもがんばってください。

田舎の父も応援はがんばると思います。

  • 2008/09/17(水) 22:35:23 |
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  • おさむ #4B3NfbaA
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