小野次郎 公式ブログ『ジローのおしゃべりサロン』

霞が関、総理官邸&永田町のすべてに精通する小野次郎のつぶやきとため息

定額給付金、2兆円の配り方

2008年度第二次補正予算案は、1月13日衆議院本会議で、野党議員退席の中、与党議員の賛成で可決され、参議院に送られた。さまざまな緊急景気対策を盛り込んだ予算案だが、総額2兆円の定額給付のことだけが注目を引いている。民主党らは、定額給付金の予算を切り離せば、他の緊急景気対策には賛成する姿勢だったが、与党側は切り離しを拒否。

今後、野党が多数を占める参議院では、切り離した予算修正案を可決する可能性が高い。政府は、切り離し修正を受け入れるか、関連法律に関して3分の2の再議決を使ってでも原案のまま成立させるか、改めて決断を求められる。その時期は、2月末から3月上旬だろう。

この定額給付金について世論の評価は低い。「大きな予算をもっと別の有効な施策に当てたらどうだろう?」受け取りを拒否するまでの意見は希だが、経済対策・景気対策としての効果がほとんど評価されていない。15日には、政府に委嘱された財政制度審議会までが、定額給付金の撤回と使途見直しが必要であるとの認識を公表した。

政治は、「ねじれ国会」の下でも国民の為に具体的成果を上げなければならない。今こそ、与野党は、歩み寄るべきだ。料亭で「政局」に関する駆け引きや陰謀をめぐらすより、国会で堂々と「政策」に関する与野党協議を活発化させる方が国民の利益にかなう。僕は、政府が、給付金予算を切り離し、他の緊急景気対策を一刻も早く成立させ、施行する手際良さを期待する。この妥協は挫折ではなく、むしろ、政府の政策運営能力に対する評価を高める。

他方、現実に、何らかの国民への還元策を待ち望んでいる向きも多い。総額2兆円の定額給付金予算について、僕は、一人1万2千円の計算で人口に従い全国の市町村に配分し、その使い途は自治体ごとに決めることにすれば良いと考える。給付金や地域振興券による定額還元のほか、地元の具体的な経済・社会状況にしたがい、それ以外の福祉、雇用、医療、教育などに充てることが出来るようにする。こうすれば、給付事務手続に伴う自治体の負担の問題も国は考えなくて良い。手際良く進めれば支持率アップにつながる可能性もあり、政府の英断を是非とも、期待したい。

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