小野次郎 公式ブログ『ジローのおしゃべりサロン』

霞が関、総理官邸&永田町のすべてに精通する小野次郎のつぶやきとため息

道路特定財源の一般財源化を進める!

「地域活力基盤創造交付金」って知ってますか?聞き慣れない上に、読み上げるにも舌を噛みそうな長い名前だ。これは、道路特定財源を地方に配る仕組みであったこれまでの「地方道路整備臨時交付金」に代わる新たな交付金(補助金)のこと。

福田内閣で2009年度からの一般財源化が決定されたが、具体的方法については「族議員」の巻き返しが続いている。これまでの臨時交付金の機能を、今後は、名前を変えて規模を約1兆円に拡大した新交付金で対応する。予算の管理はこれまで通り国土交通省道路局に任せ、交付金の使用用途は、道路を中心とした公共事業に大半を当てるという。しかも、法律などで用途を道路建設中心であると限定することにこだわっている。道路族議員としては、「実質は何ら変わりません」と言いたいようだ。

大規模な景気対策が求められる今、結果的に、来年度の予算で大半が公共事業に当てられることになっても構わないと思う。その場合でも「道路」に限定しない方が良い。ブロードバンドなど情報通信網の充実整備などは、道路建設と比べたら極少ない予算で、地域にとって多大な経済効果が期待できる。一般財源化は、地方自治体の判断で、福祉、医療、教育など、生活まわりの予算に回すことを認めるだけのこと。必要とする自治体が交付金を道路建設に当てることを何ら制限するものではない。

僕は、昨年12月、同僚の若手議員とともに、「道路特定財源の一般財源化を抜本的に進める会」を結成した。主張は、煮詰めれば、国土交通官僚の予算上、権限上の既得権を法律や予算の体系中に残してはならないということだ。

予算の無駄遣いにつながる官僚の既得権に対する世論の厳しい目が光っており、法律で新交付金の用途を道路建設などに限定する企ては止められるかもしれない。それでも、実質的に一般財源化を担保するために、宿題が残っている。一つは、新交付金の予算管理を国土交通省から総合調整を担当する内閣府などに移すこと。もう一つは、無駄遣いの根源となった特別会計(社会資本整備特別会計道路勘定)の廃止だ。

「政」と「官」の双方に、新人議員には手ごわい抵抗勢力がはびこっているが、あきらめずに取り組んでいきたい。

コメント

新年のあいさつ文を拝読させて、頂きました。

9行目の文章で、 「有権者の付託に応える」のふたくは、負託が正しいのでは、ないかと思われます。

失礼なコメントですが・・・・・。

  • 2009/01/20(火) 17:57:16 |
  • URL |
  • タケシ #-
  • [ 編集 ]

いつもわかりやすいお考えとご説明に、頷くばかりです。
次回は、例の「政令」事件を引用されつつ、「官僚内閣制」を打破するお考えを聞かせてください。
消費税なんてあげなくたって、絶対に5兆円(2%分)くらい捻出できるハズ。

わたしがノンキャリだから言ってるのでは、決してありません!

  • 2009/01/20(火) 20:38:20 |
  • URL |
  • おさむ #4B3NfbaA
  • [ 編集 ]

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