小野次郎 公式ブログ『ジローのおしゃべりサロン』

霞が関、総理官邸&永田町のすべてに精通する小野次郎のつぶやきとため息

永田町の非常識②「政党支部」

政治家に対する企業献金は、現行法で禁じられている。そもそも企業は、利益追求を目的とする存在であるから、政治家への献金は、常に経済的な見返りを期待している。

しかし企業も「政党」に対しては、献金をすることが認められている。永田町では、政治家ごとの「政党支部」を「政党」に含めることで、実際上それまでと何ら変わらない献金の仕組みが出来上がっている。企業献金を擁護する方たちは、この「抜け穴」の実態に慣れてしまって、法の理念を忘れている。

政党支部は、「支部」とは名ばかりで、事務所も、所有車両も個人名義、銀行口座も肩書を付した個人名義である。支部長交代の際にも、党本部は財産を回収したり、前任者から後任者に引き継ぐことを求めない。これでは政治家個人が受けた寄付だと錯覚してしまうのも当たり前。

「抜け穴」を防ぐ方策が2つある。
1つは、企業献金を党本部に限ること。そして新たな抜け穴を防ぐため、「本部」から「支部」への迂回や、「支部」への定率による配分を禁じる。
もう1つは、政治家への企業献金の抜け穴に使われている「政治資金パーティ」を廃止する。それでも、出席者が会費を負担するパーティなら開くことができる。

企業経営者が個人名に変えて政治家に献金することもあり得るが、特定の企業からの大口献金に依存する体質は、大きく変えることができる。
何事もやってみなければ分からないが、「穴が見つかったら塞げば良い」というのが私の率直な考えである。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://blogonojiro.blog22.fc2.com/tb.php/57-df4ca808
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)