小野次郎 公式ブログ『ジローのおしゃべりサロン』

霞が関、総理官邸&永田町のすべてに精通する小野次郎のつぶやきとため息

千鳥ヶ淵から九段まで

新宿駅からあずさに乗って、北杜市明野町にたどり着いた僕は、今日半日付き合ってくれた息子にメールを送った。
「今日は有難う。靖国神社に祀られている戦死者は、我が家の三兄弟と同じ年ごろの人たちです。年齢からして戦争になっても戦地に派遣される可能性がないお父さんとしては、むしろ若い人たちに対する責任を意識しました。日本が戦争に巻き込まれる事がないよう、『時流に流されず、権力に屈しない』政治家を目指す事が自分の務めであると感じます。貴君は、何を考えましたか?」

5月24日日曜日、大学1年の三男と共に、最初に千鳥ヶ淵の戦没者墓苑を訪れた。総理秘書官の頃は、毎年5月、政府主催の慰霊式に参列していたが、代議士になってからは初めてで、4年ぶりになる。息子は、千鳥ヶ淵については知らなかった。

千鳥ヶ淵は、戦後外地から持ち帰った遺骨のうち遺族に引き渡すことが出来なかった、いわゆる無名戦士を、無宗教式で葬っている。僕たちは、菊の花を一輪ずつ手向けてご冥福をお祈りした。

官邸勤務の頃、遺骨の収容場所として慰霊堂裏手に設けた拡張スペースがみすぼらしい状況であるという指摘が耳に入ってきた。空き地に作った土盛りのようにしか見えない現況を自分の目で確認したので、周囲との間に壁を作るなど、厚生労働省に環境整備をお願いして実現した思い出を息子に語って聞かせた。

参拝は短時間で終わり、靖国神社に足を進めた。息子にとっては初めてと思っていたら、意外なことに、一人でお参りしたことがあるという。長男も参拝していたことを知った。

小泉総理の靖国神社参拝が日本中の関心を集めたとき、我が家の息子らは総理にお供する父親の姿とその場所に対して、人一倍強烈な印象を持ったのだと思う。

鳥居をくぐって他の方たちと同じルートで参拝を済ませた。
「いつもああいう服装の人たちが来ているね。」見れば、揃いの出動服を着た一団が石畳の真ん中に陣取り、一般の人は両はじでお参りしている。

息子が前回見ていないというので、脇にある資料展示場「遊就館」を見学した。靖国神社は、戊辰戦争以来の戦死者を祀ると言われるが、遊就館の展示は、万葉集の時代の防人(さきもり)、江戸時代の国学者や尊皇攘夷の志士らが精神的な「原点」であると訴えている。

戦後の東京裁判で有罪判決を受け、処刑された戦争指導者の展示も目を引いた。対照的に、先の大戦で敗戦直前に敢行された「特攻攻撃」による戦死者のコーナーでは、その数の多さに驚き、また年齢の若さと純粋さに胸が痛んだ。
戦後長い時間がたっているが、あの若者たちは、隣の展示室にいる戦争指導者たちのことを、どんな想いで眺め続けているのだろうと考えさせられる。

息子には、あわてて一つの解答を決めつけることなく、自分なりの答えをこれからも求め続けて欲しいと思う。


コメント

同感。

 言いたい事がありすぎて文章になりません。
 全く同感です。
 靖国って一体何なんでしょう。
 何も戦争の事を語らなかった兵士達はあそこで何を見て、何も行い、何を知り、何を悔いて、亡くなって逝ったのでしょうか?。
 体験者が死に絶えると、自衛隊と云う公務員組織の中でてっぺん寸前まで出世した貧相な男が退職金を担保しながら男を売ってましたね。
 拍手喝采されてましたよ。

 あの男を見て、ビルマのジャングルで目からうじ虫を湧かせながら家族を想って死んだ青年は、何を思うのでしょうか…。

  • 2009/06/03(水) 21:08:23 |
  • URL |
  • 健太郎 #-
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郵政のゴタゴタ

郵政のトップ人事のゴタゴタは、まさしく民主党内の
意見相違以上の感が否めない。
鳩山大臣の本音は、何処に有るのか、掴めない。
小泉元総理との確執も見え隠れ、面白し局面になって
きました。

  • 2009/06/04(木) 08:44:30 |
  • URL |
  • 伊那乃勘太郎 #z1uogJ6Q
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ガッカリ

郵政の決着は、何だったのか。
鳩山さんが辞任して、郵政は自由勝手にやり出すのか。
小泉元総理の陰が、チラチラと光り輝いている。

もはや、麻生総理は傀儡政権そのものに映る。
麻生さんは鳩山さんと運命共同体との認識をもって政治活動を
してこそ、男が上がると思うが・・・。

自身の保身を優先するとは、リーダーとして如何なものか。
麻生さんが今のまま総理を続ける意志を持つならば、総選挙の
投票は「自民党と書きたく無い。」

  • 2009/06/15(月) 17:30:54 |
  • URL |
  • 伊那乃勘太郎 #z1uogJ6Q
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自民党の復活

果たして、今後の自民党に復活の余地は有るのだろうか。
昨日の、現職宮崎県知事への総選挙の立候補要請は茶番劇だった。
断られる事は解っていたのに選対委員長自らお出ましになり、
ほとんど拒否状態の言葉。

自民党も芸能人頼みにせず、もう少し真摯に対応すべきです。
静岡県知事選、都議会選と続きますが、段々自民党に勝ち目は
無い気がしてきた。

今のままだと、国民から厭きられてしまいます。しっかりして下さい。

  • 2009/06/24(水) 11:05:53 |
  • URL |
  • 伊那乃勘太郎 #z1uogJ6Q
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